第4回金沢・世界工芸トリエンナーレ「越境する工芸」にて「うねり/Uneri」が入選しました。
金沢21世紀美術館で行われたレセプションで、審査員のお一人である金工作家、中川衛さんのご挨拶の中の「今回選ばれたのは、未来の工芸の姿を思わせる、ヒントが得られるような作品たち」といった趣旨のお話は、制作している自分の中にもある想いですので大変有り難く感じました。
HPシェル構造的な連続体の、線から面に展開するプロセスを和紙の原料である楮繊維で幾重にも漉くことで表現、 パーツをそれぞれモジュール、ユニット化し拡張性を持たせることなど、工芸の分野に建築や工学、ソフトウェアの分野などで用いられる近代的概念の一部を組み込んだ作品となります。今後の活動に対して、コンテンポラリークラフトの分野での入選は励みになりました。
LOEWE FOUNDATION CRAFT PRIZE 2019の受賞作もともに展示されています。こちらの作品も圧巻です。お近くにお越しの際はぜひご覧になってください。
第4回 金沢・世界工芸トリエンナーレ 越境する工芸
公募展:2019金沢・世界工芸コンペティション
企画展:越境する工芸
会 期:2019年11月10日(日)~11月21日(木)10:00-18:00 ※会期中無休 入場無料
会 場:金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA, B